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“囲い込み”を知っていますか?

いつも記事をご覧頂きありがとうございます。イエー賃貸部です。
悪徳不動産会社に騙されないための知識 ”騙されない” シリーズ第八弾。

前回の記事で集客目的で”募集していない場合でも”募集中”と言う嘘がある。
という記事を書きましたが、実はその逆の場合もあります。

募集しているのに、募集していないと言われるケースです。

大きく分けて二種類あります。
1.その不動産会社では紹介できない物件の場合
2.不動産会社も騙されている場合

1.その不動産会社では紹介できない物件の場合
不動産会社は、自社で紹介できない物件の問い合わせがあった際、
募集してますが当社では取り扱いできません。と正直に言う不動産会社は残念ながら少ないです。

せっかく問い合わせのあったお客様を他の不動産会社に行かせないように、募集終了しているから他の物件紹介する。と言うケースが多くあります。

お客様はまさか不動産会社から嘘を言われるなんて思いもしません。そのまま信じて、他の物件の提案を受けてしまうわけです。悪質な不動産会社ですね。

2.不動産会社も騙されている場合
不動産会社も物件を管理している会社”管理会社”に嘘をつかれている場合があります。
不動産会社というのは大きく分けて二つあります。管理会社と仲介会社です。

管理会社とはその名の通り、物件を管理する会社で、
貸主から物件を預かって、入居者の管理や空室の募集、建物のメンテナンス等を行う会社です。

仲介会社は借主を見つけることで、借主や貸主から仲介手数料をいただくことを目的とした会社です。この仲介会社が、管理会社に嘘をつかれる場合があるのです。

管理会社というのは、建物の管理を行う会社ではありますが、仲介会社の業務もできます。
つまり、自分たちで借主を探せば仲介手数料が取れるということです。

貸主に誠実な管理会社であれば、より早く、より良い借主が見つかるように全不動産会社で物件を紹介できるようにして、間口を広げます。
不動産会社に物件情報を公開するだけですから、手間もコストもなく、基本的にはそのようにします。

しかし、一部の管理会社では貸主から預かっている物件を自社だけで紹介できる状態にして、仲介手数料も得ようとするのです。これを囲い込みといいます。

※昔はこの囲い込みが多く入居者が見つからないと貸主に不利益が生じるので宅建業法という法律で規制ができたほどです。

法律によって他の会社にも情報開示は行われるようになったものの、いまだに募集中なのに他の不動産会社には「すでに申し込みが入って募集終了しています!」などと嘘を言って自社だけで募集をし続ける管理会社も存在します。

イエーではこの囲い込みを行う業者も全国で把握しています。

囲い込みが行われている以上、不動産会社比較が行えず、他の物件より初期費用が高額になりがちですが、それでも気になる物件があれば物件の管理会社をお知らせします。

イエーを今後ともよろしくお願いいたします。